花き総合商社のジャパンプランツが近く、食品製造に乗り出すことが分かった。
同社は、中国浙江省にある世界屈指の果実缶詰メーカーと提携し、きめ細かなOEMが可能だ。
今後は小売りや卸に本格的に売り込んでいく。
同社は10月12～13日に東京ビッグサイト（東京都）で開かれる食品展示商談会「地方銀行フードセレクション」に初めて出展する。ブースに缶詰製品を並べるほか、日本語に訳したカタログを用意し、食品バイヤーにアピールする。
また、果樹苗の委託販売システムを構築した。種苗業界では、種の「置き種」といわれる種の委託販売システムは知られているが、苗を委託販売する「置き苗」は業界初だという。売れ残っても返品が可能だ。
同社は「マイヤーレモン」などの希少種の果樹苗を提案するとともに、どのような実がつくのかが分かる超大型POPラベルなどで冬季閑散期の売場を活用化していく考えだ。